お知らせ

中小M&Aガイドライン(第2版)(2023/10/5)

中小企業庁は、ガイドライン策定から約3年が経過し、この間にマッチング支援やM&Aの手続進行に関する総合的な支援を専門に行う専門業者(主に仲介者・FA)に関する様々な課題が見受けられるようになったことを踏まえ、ガイドラインを改訂しました。
第2版では、特にM&A専門業者向けの基本事項を拡充するとともに、中小企業向けの手引きとして、仲介者・FAへの依頼における留意点等が拡充されています。

<改訂の主なポイント>
1.仲介者・FAの手数料の整理
実務上多く用いられる算定方式(レーマン方式)について依頼者である中小企業において留意すべき点を明記

2.M&A専門業者の質の確保・向上に向けた取組
依頼者との契約上の義務を履行し、職業倫理を遵守することが求められる旨を明記

3.仲介契約等の締結前の書面による重要事項の説明
契約締結前に重要事項を記載した書面を交付し明確な説明をすること、説明すべき重要事項の見直し、説明を受ける相手方・説明者の検討時間の確保等を明記

4.直接交渉の制限に関する条項における留意点
直接交渉の制限に関する条項の留意点に関する項目を新設、制限される候補先、交渉目的及び期間に関する留意点を明記