河川上空のドローン物流の考え方 (2024/3/21)
国土交通省は、河川には構造物や上空の障害物が比較的少ないことから、ドローン物流の航路としての活用が期待されていることを踏まえ、河川上空活用に向けた基本的考え方を公表しました。
① 河川法上の許可等
・河川上空の飛行については、河川法上の許可等の手続きは特段必要ない
・施設等を設置し排他的・継続的に使用する場合は許可等の手続きが必要となる
・民有地の土地所有者を確認すること
・河川利用者や近隣住民の迷惑とならないよう努め、問題が生じた場合は運航事業者の責任において処理すること
② 事故防止・対応
・運航事業者等の責任において処理し河川事務所等からの指示に従わなければならない
③ 管理者等への手続
・橋梁や送電線などの河川横断工作物等は、運航事業者等において必要な手続き等を実施する必要がある
④ 通常時の飛行
・地上、水上の人または物件との間に30m以上の距離をとることを原則とし距離を確保可能な高度で飛行すること
今後、個別の河川で定めるルールや情報提供の内容を加筆し、各河川における基本的考え方を順次作成し公表するとしています。